こんにちは。ジュンタローです。
ここで皆さまに質問です!
(いきなりですみません、、、)
子どもに、
「もうオレ、サッカーやめる」
「サッカーつまんない、、、やめようかな」
と言われたら
あなたならどうしますか?
実は、ついこの間、
息子にこの言葉を言われました(ガーン!!!)
ショックが大きすぎて
一晩眠ることができませんでした。。。
(次の日は眠すぎてグッスリ z z z )
それ以降、
ずっと考えていました。
<どうしたらいいのか、、、>
<一回、サッカーから離れてみようかな、、、>
今回は、
「サッカーをやめたい!」と
子どもに言われたときの
受け止め方、
考え方や対応の仕方について
一緒に考えてみたいと思います。
ではどうぞ!
スポンサーリンク目次
「やめたい」理由はなんだろう?
そもそも、
なぜ サッカーをやめたい!
と言い出したのでしょう?
そう!
あなたが第一にやるべきことは、
どうしてやめたいと思ったのか = やめたい理由
をはっきりとさせることです。
そして、
その理由や問題と向き合うことで、
今後に向けた解決策を
子どもと一緒に考えていけたら
新たな光が見えてくるかもしれません。
そのためにも、
まずは子どもの話をしっかりと聞いて、
(子どもに話をさせましょう!あなたは「聞き役」に徹してください)
子どもの気持ちに寄り添ってみてください。
「やめたい」と言っている時点で、
子どものこころは少し疲れていると思いますから。。。
辞めたい理由① ホントはサッカーがあんまり好きじゃない!?
あなたのお子さんは
本当にサッカーが大好きでしょうか?
心からサッカーを楽しめているでしょうか?
「三度の飯より」サッカーが大好きでしょうか?
サッカーに限らず、子どもが何かをする上で一番優先すべきことは、この
「好き!」
「楽しい!」
といった感情です。
子どもが「やめたい」という理由の一番に考えられることは、
「楽しくない、、、」
といった感情が隠されていることがほとんどです。
では、どうして楽しくないのか、
その理由を、子どもの話を聞いて
一緒に考えてほしいと思います。
小学生年代では、
じょうず、ヘタということよりも、
子どもがサッカーをしていて楽しいかどうか、
の方が
何倍も、何十倍も大切な要素なのですから。
実はサッカーよりも野球がやりたかった!?
サッカーが楽しくない(と思う)理由の1つに、
「別のことがしたい!」
ということがよくあります。
本人が「サッカーがしたい!」と言ってはじめたわけではなく、
親の希望でサッカーをはじめたパターンに割と多いようですね。
息子にはサッカーをしてほしいと親が勝手に決めて、、、
うちの息子、実はこれでした、、、汗
ある日突然、
「オレ、野球がやりたい!」
という息子。
「・・・」
しばし沈黙(言われていることを理解するのに必要な時間)のあと、
「そうか。よし、わかった! 野球の体験に行こうか!」
ということで次の週末、
早速、小学校の野球チームへ体験参加しました。
(サッカーの「プロコーチ」である僕が、
中日ドラゴンズのシャツを買って、着て、野球の体験へGO!笑)
練習に体験参加してみて気づいたこと、
それは、息子の仲の良い子が入部していたことです。
「なんだ、そういうことか!」
とホッとしたのを覚えています。
仲の良いともだちと一緒にいたいという息子の気持ちはよく理解できます。
うんうん。
であれば、
「野球やってみようか!?」
と、息子と話し合って決めました。
で、野球を始めてみて分かったことがもう1つ。
それは
「サッカーも続けたい」
ということでした。
決してサッカーが嫌いなわけではなかったのです。(ホッと一安心)
大好きなともだちと遊びたかったんですね。
一緒に野球をしている時間が、その子と一緒に遊んでいる時間
という感覚なのでしょう。
今では、
野球チームに所属しながら、サッカーも続けています。
結局は、
「サッカーも好きだけど、野球もしたい(仲の良い子と一緒にいたい)!」
という息子の気持ちを尊重し、
「問題」を解決したことで、サッカーをやめることなく、
2つのスポーツをうまく両立させています。
試合に出られないからつまらない!?
これは指導現場でよく受ける相談内容です。
小学1・2年生くらいまでは、それほど大きな差は出にくいものですが、
小学3年生以降になると「サッカーの質」自体が変わってきて、
※サッカーの質=「だんごサッカー」から徐々にパスを使うサッカーへと変化していく
個々人の能力、スキルの差が目に見えてハッキリと表れはじめます。
もちろん、本人の努力によるところも大きいですが、
(うまくなる子は、放っておいても1人でずっと練習をしている傾向にあります)
今までは試合に出られていたのに、段々と試合に出られない機会も多くなり、
練習試合では出られても、公式戦では出られない
という「事実」を本人も理解できるようになります。
そうなると、
「僕も試合に出たいのに、なんで出してくれないの?」
「試合に出られないからつまらない、、、」
という感情になりますよね。
試合に出たいのなら、いっぱい練習してうまくなるしかないじゃん!
と大人は思うでしょうが、
そもそも、あまり積極的に1人で練習をしようとしない子は
サッカーに対する興味関心が、まだそれほど大きくはなっていないのでしょう。
「どうしたら試合に出られるのか」
について、子どもとじっくりと時間をかけて話してみると良いかもしれません。
その時に注意していただきたいことは、
親の意見を一方的に言わないこと!
たぶん、あなた(親)の意見は正しく、正論だと思います。
しかし、子ども本人に気づかせない限り、行動は変わらないと思います。
そこで試していただきたい方法が「質問形式」!
「〇〇くんは試合に出たいんだよね?」
「試合に出るためには、どうしたらいいいと思う?」
「試合に出たらどんな気分なんだろうね?」
「試合に出られるようになるために、どうしたらいいと思う?」
「じゃあ、どれくらい練習をしたらいいかな?」
「いつまでに、そうなれるかな?」
「目標があるといいんじゃない?」
「パパやママが一緒にできることは何かある?」
などなど、
大人が正解を言うのではなく、子ども本人が自発的に発すること
= 自分の口から言わせるように導くこと
が大切なポイントです。
できれば、子ども自身が決めた目標を紙などに書いて
毎日見える場所に貼っておくとより効果的です。
是非一度、お試しください!
辞めたい理由② 親の過度な期待、過干渉はないか?
次に考えられることは、
親の過度な期待や過干渉 です。
子どもへの過度な誤った期待は、子どものサッカーへの純粋な気持ちをむしばみます。
僕も、これまでの指導経験上、たくさんのこういった場面を目にしてきました。
例えば
子どものプレーがうまくいかなかったときや
自分(親)の思ったような動きができていなかったときに
子どもに対し、ああでもないこうでもないと
「説教」が始まってしまうことが少なくありません。
きっと、帰りの車の中でずっとグチグチ言われるんだろうな、かわいそうに、、、
と思いながら眺めていたりもします。
また、試合に負けたとき、子どもより先に泣いているお母さんを目にすることもあります。
勘違いしてほしくないのは、期待をしてはいけないと言っているわけではありません。
自分の子に期待をしない親はいませんから。
それは僕も同じです。
僕が言いたいのは、「過度な間違った期待」は良くないということです。
当然、子どもはあなたとは「別の人格」をもった独立した存在です。
あなたのコピーでもなければ、あなたの「操り人形」でもないのです。
自分の意思や考えを持った、1人の立派な人間なのです。
スポーツの世界では「身代わりアスリート」と言われることがありますが、
自分(親)が果たせなかった夢を、まるで身代わりのように子どもに託してしまうことを言います。
親の大きな期待を背負って戦う小さなアスリート、
親の夢を、身代わりになって戦う小さなアスリート、
子どもは口には出さなくても、相当なプレッシャーをその小さな心に感じていることでしょう。
プレッシャーに耐え切れず、押しつぶされてしまう子も出てくるかもしれません。
想像しただけで、胸が締め付けられそうです、、、
サッカーはそもそも「遊び」ですから、子どもにとってサッカーは楽しいものであるべきです。
その「楽しい」はずのサッカーが、子どもにとって義務や苦痛になってしまっていないかを、
今一度振り返ってみてください。
親はいつでも、子どもにとって「安心できる場所」であるべきです。
困ったとき、
悔しいとき、
泣きたいとき、
どうしたらよいのかわからなくなったとき、
1人で戦ってどうにもならなくなったとき、
そんなときに
最後に安心して頼れる場所が、帰ってこられる場所が「親」なのではないでしょうか。
どんな状況になったとしても、両手を広げて子どもを迎え入れてくれるパパ、
どんな状態になったとしても、味方でいてくれるママ、
いつも笑って許してくれる大きな存在、
あなたは、子どもにとって温かい「心のよりどころ」であってほしいと思います。
子どもが笑ってサッカーをしている姿を見ること以上に
望むことってありますか?
スポンサーリンク辞めたい理由③ コーチ(指導者)との関係はどうか?
どんなコーチ(指導者)の方に教わっているのか
についても、改めて確認をしてみると良いかもしれません。
サッカー界ではいまだに
「オラオラ口調」
の指導者は少なからず存在します。
我々が育ってきた環境と現在では明らかに違いますが、
残念ながらその環境の変化についていけていない
(または、昔はよかった!と今でも本当に思っている)
指導者はいまだに存在します。
こどもたちへの指導(コーチング)において、
適切ではない言葉遣いや立ち居振る舞い
が見受けられる指導者の下での「サッカー」は
こどもの心を委縮させます。
実際に、
ベンチから大声でこどもたちを罵倒したり、
1つのミスに対して
いつまでもこどもを責め立てる指導者の下で
サッカーをしてきたこどもは、
平気で仲間や対戦相手に対して暴言を吐いたり、
大人の見えないところで人に「嫌がらせ」
をする傾向にあることを、
私は身をもって経験してきました。
「環境がこどもを育てる」
とはよく言われますが、
大人(指導者)が正しい姿勢を見せることは、
指導において最も大切なことの1つだと思います。
話が少しそれましたが、
平気で暴言を吐く指導者の下でのサッカーは、
こどもの心を委縮させ、さらに、
サッカーを心から楽しむ環境ではなくなってしまっていることが考えられますので
今一度よく確認し、
もしそうであれば、チームを変えるという選択があっても良いと思います。
学校の勉強(教科)と同じで、
それまでは嫌いだった算数が、担任の先生が変わったとたんに
「算数って楽しい!」に変わるこどもの心理状態と同じですね。
辞めたい理由④ チームメイト(仲間)との関係はどうか?
指導者(コーチ)との関係と同様、
チームメイト(仲間)との関係についてはどうでしょうか。
僕の息子の例で挙げたように、
仲の良い子が一緒に活動(サッカー)をしている環境が子どもにとっては大切です。
極端なことを言えば、
サッカーに興味はなくても、仲の良い子がやっているからサッカーを始める
という例もあるくらいです。
(うちの子の「野球をはじめた」パターンですね)
最初はサッカーに興味がなかった子が、
仲の良いともだちがやっているという理由だけでサッカーを始め、
その後、どんどん成長して全国高校サッカー選手権に出場した!
という子もいます。いや本当に。
その子は、小学1年生のときにともだちと一緒に「体験参加」に来ました。
当時は、サッカーをするために来るというよりは、仲の良い子と遊びに来る
といった感じでした。
おそらく本人は、「サッカーをしている」という感覚もなかったでしょう。
子どもにとっては、我々が考える以上にともだちの存在は重要なのです。
翼くん(「キャプテン翼」の主人公)みたいに、
一人でも黙々とサッカーだけを続ける子どもって、現実にはそうそういないものです(笑)
※南葛に引っ越してからは、石崎くんなどたくさんの素晴らしいともだちに出会えました!
もし、まだチームメイトで仲の良いともだちができていない状態であれば、
今いるチームメイトと無理に仲良くするよう働きかけるよりも、
仲の良い子を誘って、一緒に参加する!
という方法もアリかと思います。
そして、学年が上がり、スキルも上がってくると、
段々とチーム内でのポジションも自分自身で確立してくようになるでしょう。
辞めたい理由⑤ 怪我や成長痛で無理をしていないか?
辞めたいと言う理由のもう1つに、
「身体的な苦痛」を伴っている場合もあります。
「成長痛」という言葉を聞いたことはありますか?
最近の保護者の皆さまは勉強熱心で知識も豊富な方が多いですので、
おそらくは多くのお父さん、お母さんはご存じでしょう。
男の子の場合、早い子で小学3年生くらいから発症します。
代表的なものは2つ。
・オスグッド(シュラッター病)
・シーバー病(踵骨骨端症)
ここでは詳しい説明は省きますが、
「オスグッド」は膝(ひざ)に痛みが生じ、
「シーバー病」は踵(かかと)に痛みが生じます。
痛みを感じたときは無理をせずに休むことが原則ですが、
指導者の方や親御様が熱心すぎるあまり、
子どもが痛みを訴えているにも関わらず、サッカーをやらせる、走らせる
といった事案を耳にすることもあります。
つい最近も(2022年末)、シーバー病で痛みがあるにも関わらず、
合宿で無理やり走らされてサッカーをしたくなくなった!
もう、そのチームを辞めたい!
という相談を受けました。
大人でも、発熱や腹痛など調子の悪いときは仕事をするのも苦痛ですよね。
それと同じです。
いや、もしかしたらそれ以上の苦痛かもしれません。
僕自身も、中学生の頃にオスグッドに苦しめられました。
昔は、今ほどの医学的、科学的な知見がありませんでしたので、
痛みに耐えながら走っていた苦い記憶があります。
本当に、部活の時間が嫌いになるほどの痛みでした、、、
保護者の皆さまには、子どもたちの身体的な部分も含め(もちろん精神的な部分も)、
よく観察をしていただきたいと思います。
まとめ
以上、
子どもに「サッカーを辞めたい!」と言われたときの
対処法について書いてみました。
もしあなたが、
僕のように子どもから「サッカーを辞めたい!」と言われたときに、
今回の内容があなたの一助になることを願って書きました。
もちろん、そんな場面が訪れないことが一番良いのですが、
自分自身を振り返るという意味でも、今回の内容が
皆さまのお役に立てると光栄です。
これからも、
こどもたちがサッカーを大好きになることを、
また、
よりサッカーが上達することを願って、
今後も皆さまのお役に立てる情報を
書いていきたいと思います!
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