少年サッカーの練習メニュー 低学年が1人でできる「フェイント」トレーニング

こんにちは。

ジュンタローです。

少年サッカーの指導現場では、

「1人でできる練習メニューってどんなのがありますか?」

と聞かれることがあります。

「1対1に強くなりたい!」

「○○選手みたいなすごいワザを覚えたい!」

「フェイントをじょうずにできるようになりたい!」

など、

サッカーをしているこどもたちや保護者の方々には

それぞれ「目標」があると思います。

そこで、

今回はチーム練習やサッカースクールでの練習とは別に、

低学年でも1人でできる

おススメの練習メニュー(自主練)において

「フェイント」をテーマにご紹介したいと思います!

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フェイントとは?

よく「フェイント」という言葉を聞きますが、

「フェイント」とは一体どんな意味、

何を表すのでしょうか?

フェイントとは

「見せかけ、ふり」

という意味で、

「偽って相手をまどわす動作のこと」

を表します。

語源はフランス語の「にせもの(偽物)」

を意味する言葉だそうで、

これが「~のふりをした」の意味になり、

「別のことをやるふりをして相手をまどわすこと」

を表すようになりました。

サッカーで「フェイントをして突破する」は、

「違う動作で相手をだまして突破する」

という意味であり、

要するに「右へ動くと見せかけて左へ行く」

という動きがフェイントになります。

まとめると、

「相手を抜くためのテクニック」

がサッカーで言うところのフェイントということですね!

なぜフェイントが必要なのか?

あたりまえですが、

サッカーではボールを相手に奪われずに、

1点でも多く取ったチームが勝ちになります。

この1つのボールを、

相手が持っていれば奪いに行き、

こちらが持っていれば相手に奪われないよう

個人、もしくはチーム(グループ)として保持します。

個人でボールを持ち、

相手が正面 もしくは 後ろにいる際に、

相手ディフェンダーのプレッシャーを外して、

ドリブルやパス、シュートをするための「スペース」

をつくり出すために使うのがフェイントになります。

このフェイントをじょうずに使える選手は、

味方チームに決定的なチャンスをつくり出し、

ゴールを奪う可能性を

大いに高めてくれることになります。

サッカーは11人対11人(少年サッカーでは8人対8人)

でプレーする競技ですが、

最後に決定的な「仕事」のできる選手は、

他との違いを生み出すことができ、

自チームを勝利に導くことができるでしょう。

そう、世界的に有名なアノ選手のように。

フェイントの技術を身につけることで得られる恩恵

フェイントの技術を身につけることで、

次の3つのプレーをするための

「スペース」と「時間」をつくり出すことができるようになります。

1.ドリブルをするためのスペースと時間

2.パスをするためのスペースと時間

3.シュートをするためのスペースと時間

この「スペースと時間をつくり出すことのできる選手」は、

サッカーの目的である、

“ゴールを決める”ための

「決定的なチャンスをつくり出すことのできる選手」

であると言い換えることができるでしょう。

「ボールマスタリーから受けられる恩恵」はこちら

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1人で今日から練習できる「フェイント」はコレだ!

シザーズ

足を「はさみ(シザーズ)」のように開いてボールをまたぐことから名付けられた動き。

ゴール前ではシュートにつながるフェイントの1つ。

<ポイント>

ボールをまたぐ(アウトサイドで持ち出すふりをする)ことにより、

一方に動いたディフェンダーの

逆側に突破のためのスペースをつくり出すことができる。

また、シザーズの動きをダブル(2回またぐ)で連続で行うことにより、

ディフェンダーをまどわせ、

ディフェンダーの動きが固まったスキをついて突破することが可能になる。

<シザーズの動画はこちら>

サイドステップ

シザーズと似た動き。

ボールをまたぐのではなく、

ボールの後ろをアウトサイド(足の外側)で持ち出すふりをする動き。

シザーズと同様、

ゴール前では決定的なチャンスを生み出すことができる!

<ポイント>

ボールをアウトサイドで「持ち出すふり」をすることにより、

一方に動いたディフェンダーの

逆側に突破のためのスペースをつくり出すことができる。

また、サイドステップの動きをダブル(2回)、トリプル(3回)と連続で行うことにより、

ディフェンダーをまどわせ、

ディフェンダーの動きが固まったスキをついて突破することが可能になる。

<サイドステップの動画はこちら>

ステップオーバー

シザーズやサイドステップとは違い、

「インサイド」でボールを持ち出す、

もしくは味方にパスをするふりをする動き。

自らスペースをつくり出すことで、

ドリブルやパス、シュートをする「時間」をつくり出すことができる。

<ポイント>

ボールをインサイドで「持ち出すふり」をすることにより、

一方に動いたディフェンダーの

逆側に突破のためのスペースをつくり出すことができる。

ボールをまたぐモーションを大きく、速くすることで、

相手ディフェンダーをまどわすことができる。

<ステップオーバーの動画はこちら>

 

 

こうやって練習しよう!

誰でも、いきなり試合でフェイントを効果的に使えるようにはなれません。

一歩一歩階段を上がるよう、

少しずつ試合に近い状況へ近づけていきましょう。

止まった状態でやってみよう!

まずは1つ1つの動きを体に覚えさせることが大切。

止まった状態で、

その場で相手ディフェンダーをつけずにやってみましょう。

マーカーなどの用具があれば

マーカーの後ろで行うなど、ポイントを決めてやってみましょう。

ドリブルをしながらやってみよう!

止まった状態でできるようになったら、

次はドリブルをしながら行えるように

難易度を一段階上げてやってみましょう。

その際、

フェイントをした後にスピードを上げることを意識して行いましょう。

フェイント後にゆっくり(遅い)の状態だと、

相手ディフェンダーをふりきれずに追いつかれてしまいます。

※上の動画はこの状態(ドリブルをしながら)

相手を想定してやってみよう!

大コーンなどの用具を置いて、

その用具(大コーンなど)を相手と想定して

トライしてみましょう。

そうすることで、

「いつ仕掛けるのか」というタイミング(相手との間合い)

をつかむことができるようになります。

タイミングが遅いと、大コーンにぶつかってしまい、

結果として相手ディフェンダーにボールを奪われることになります。

タイミングよく(間合いが適切な距離)フェイントを行い、

その後の「加速」を意識してやってみましょう。

上の3つができるようになったら、

次のステップは友人や保護者に協力をしてもらい、

実際に相手をつけてチャレンジしてみましょう。

とにかくたくさんチャレンジをし、

うまくいかない経験(失敗)を積むこと。

そこからうまくいかない理由を分析し、

どうしたらうまくいくのかを考え、

「トライ&エラー」を繰り返していきましょう。

諦めなければ、必ず試合で効果的に使えるようになります!

 

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まとめ

今回は、数あるフェイントの中から

基本的な内容(動き)をご紹介させていただきました。

多くのフェイント技術を身につけることも理想ですが、

「これで俺は絶対に相手を抜ける!」

という自分の得意な型を1つ持っていることで、

相手よりも優位な立場でプレーできるようになると思います。

こどもたちが自信をもってプレーできるようになるために、

また、もっともっとサッカーを好きになるためにも、

ぜひフェイントの練習を取り入れてみてください!

 

※「うまくなるための3つの必要なこと」はこちら

※1人でできる練習メニュー「ボールマスタリー」はこちら

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